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- 黒田有紀
- 1972年11月29日生まれ
- 福井県出身
- 1995年4月26日 「風 吹いてる」でデビュー
- 中学時代より吹奏楽部に所属、パーカッションを担当。高校時代にはバンドを結成しドラムを担当。 卒業後もバンド活動を続けるが、ボーカルに転向。1992年、BSヤングバトル北陸大会に出場し、準優勝を獲得。
1994年には、第3回ミュージッククエスト日本大会に出場し、金賞を獲得。続いて世界大会にも出場。 1995年2月リリースのASKAのソロ・アルバム「NEVER END」にボーカル&コーラスとして参加。デビューのきっかけとなる。
- 1995年4月〜1996年3月:毎週土曜日 26:30〜27:00 TOKYO-FM「kraraの場合」
1996年4月〜1996年?月:毎週土曜日 24:00〜24:55 TOKYO-FM「98 マルチメディアステーション」
1995年8月1日、4日 「第4回 ミュージッククエスト」ゲスト出演
1995年12月16日 「LIVE GiRLPOP ACT12」出演(相馬裕子、川崎真理子、黒田有紀、チエ・カジウラ)
- 作詞作曲のクレジットでは「krara」と表記されています。
- 「風 吹いてる」はテレビアニメ「ストリートファイターIIV」のオープニング曲、「cry」は同番組のエンディング曲としてタイアップされていました。
- ワタシが一番最初に有紀さんを知ったのは、スペースシャワーTVです。偶然、有紀さんへのインタビューと「こんな日曜日」のビデオクリップを見たワタシは、有紀さんへの興味を覚えました。そして雑誌等で情報を得て、TOKYO-FMでラジオ番組を持っていることを知り、その番組「kraraの場合」を聞いてみることにしました。すると、ラジオから聞こえてくる元気で弾けるような声、そして福井訛りの独特のイントネーションに一瞬にして虜になってしまいました。そして、ラジオから流れる有紀さんの歌にも。ラジオを聞いているうちに、パーソナリティーとしての有紀さん、ボーカリストの有紀さん両方のファンになっていったのです。
それから、アルバム「bicycle」を買い、シングル「こんな日曜日」を買い、ラジオを聞き続け、新譜を心待ちにしていたのですが・・・・・・。
「98 マルチメディアステーション」のパーソナリティーをすぐ降りてしまい、心配しました。東芝EMIのホームページもなかなか更新されないし、音楽雑誌等にも情報が載りません。一体有紀さんはどうしているのだろうと心配しているうちに、引退して音楽活動をやめてしまったという噂を聞きました。将来性が高かっただけにとても残念です。
- 悲しい曲、元気な曲、どちらにもぴったりする不思議な声の持ち主。そして抜群の歌唱力。ボーカリストとしての黒田有紀はいろいろな表情を持ちます。その実力は1stシングル「風 吹いてる」のプロデュースを担当したASKAの折り紙付き。
デビュー前に参加したASKAの「you & me」では、当初有紀さんの役割はコーラスの予定でしたが、レコーディングをしていくうちに有紀さんの歌声の存在感に気づき、コーラスではなくデュエットで参加することになったのです。
悲しい曲は、胸を締め付けられるような声で歌い上げ、元気な曲は、明るい女の子の気持ちを上手く表現しながら、明るいだけでなく胸の内にある弱さを感じさせてくれる、そんな人です。
一方、ソングライターとしての黒田有紀は、まだ未知数でした。作詞を担当した曲が2曲しかないので、実力を計りきれません。その2曲を聞く限りでは、表現力豊かなかわいらしい歌詞を書いているので、有紀さんの才能の片鱗が感じられます。作曲は6曲。ASKAが提供した曲よりも有紀さんの声にマッチしています。特に有紀さんが作詞作曲を担当した「子守歌」は秀逸です。
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