昭和天皇を描いた映画『太陽』を見てきた

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昭和天皇を描いた映画「太陽」。
narinari.comでその存在を知ってからずっと見たかった映画です。
それはワタシだけじゃないようで、上映された銀座シネパトスでは初日から大盛況。
シネパトスの初日動員・興行収入記録を樹立したほどです
初日だけじゃなくその後も立ち見が出るほどの人気で、ついに全国上映が決定したのです。

そんなタイミングで毎朝見ている「とくダネ!」で夏休み中の小倉さんの代打である笠井さんがオープニングトークでこの映画を紹介。益々認知度が高まり人気が出そうです。

そんななか、ワタシは20日に川崎チネチッタに見に行くつもりでした。
19日の夜に「明日何時頃見に行こうかな~」とチネチッタのサイトを見ていたら、19日26:25からレイトショーがやってるらしい。
川崎までは自転車で10kmくらいで会社に行くよりは近いし、どうせ行くなら暑くないうちに行った方がいいってことで、勢いで26:25の回のチケットを購入してしまいました。

で自転車で川崎まで行って来たわけです

映画が唐突に始まる。終戦直前のある日の昭和天皇の食事風景から。
ワタシは昭和天皇の動いている姿をあまり記憶にはないのだけれど、イッセー尾形はその特徴を的確に捉えているんだろうなと感じた。
口の動かし方、話し方、その仕草の全て。
見ているうちに本物の昭和天皇に見えてきた。

映画はものすごく淡々と進む。
盛り上がることもなく、トーンダウンすることもなく、常に一定のローテンションで進んでいく。
正直レイトショーで見る映画ではなかった。所々で睡魔に負けて話が繋がらなくなりました。
盛り上がらないけど興味深い。楽しいわけではないけど目が離せない(寝たけどw)。
そこに映ってるのがリアルに感じられるからかな。
なんでこれがロシア映画なんだ。全編日本語だし、出演しているのはイッセー尾形と佐野史郎だし。

天皇の人間宣言の日を迎え映画は唐突に終了。
これはDVD出たら購入決定だな。

午前4時。
眠い目をこすりながら自転車で自由が丘に帰りました。

気になった人は予告編をどうぞ。
さらに気になった人は映画館まで見に行くと良いよ。
あ、でも、デートで見に行くのは危険です。

天皇が十九人いた―さまざまなる戦後
保阪 正康
角川書店 (2001/10)
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4 緻密な取材