うわさのmodiphiがリリースされました。
どんなサービスなのかというと…
modiphiは、ブログやホームページなどを持たずにRSSフィードのみを生成して発行できるサービス。
(中略)ブログとの違いに対して小川氏は、「ブログはさまざまな内容をカテゴリごとに書くが、RSSは1つだけ。読者はすべての記事ではなく特定のカテゴリだけを読みたい時もある」とし、modiphiであればカテゴリごとフィードを配信できると説明。
ブログの場合、RSSフィードのURLは1ブログにつき1つ。そのブロガーが書いた仕事の話は読みたいけど、恋愛話は読みたくない場合も購読せざる得ない
だからといって、カテゴリ毎に複数のBlogを持つのは結構めんどうだ。
なるほど!HTMLが存在しなくてカテゴリごとにRSS2.0を吐けばmodiphiってことですね!
さっそくMovable Typeで実現してみた。
(1)インデックステンプレートを全部削除する
modiphi的世界ではHTMLやスタイルシートやJavaScriptなんてものは邪魔者である。まやかしである。
ぜんぶ削除してしまえ!
あ、「RSS 2.0」のテンプレートの中身だけはテキストファイルなどにコピーしてから消すこと。
それと、動的生成を使いたい場合は「Dynamic Site Bootstrapper」だけは残しておこう。なんかくやしいけど仕方が無い。
アーカイブテンプレートとかシステムテンプレートとかも「カテゴリー・アーカイブ」だけを残して後はすべて削除してかまわない。
(2)公開の設定をいじる
設定画面の中から「公開」をクリックする。
「公開」が表示されていない場合はその右の「詳細モードに切り替え」をクリックすれば表示されるはずだ。
公開設定画面で
このチェックボックスにチェックが入っていたらは、はずして「保存」しておこう!
(3)アーカイブマッピングを削除する
さらに下まで行くと、アーカイブマッピングという項目がある。これを「カテゴリー」だけ残して他はすべて削除してしまえ!
右端のゴミ箱アイコンをクリックすると消えてくれるぞ。
先ほどから消してばかりで非常に気持ちいい!
(4)カテゴリアーカイブのファイル名を変更する
カテゴリアーカイブのプルダウンをクリックして「カスタマイズ」を選択しよう。
するとプルダウンが入力フォームに変わって「%c/%i」みたいになっているはず。
それを
<MTSubCategoryPath>.xml
と変えてから保存しよう。
一番左のチェックボックスにチェックを入れることも忘れずに!
(5)カテゴリを追加する
さぁ、必要なカテゴリを追加しておこう。
カテゴリの設定で「出力ファイル名」を変更しておくと、RSSのパスをわかりやすくすることができる。
でもmodiphiにはSEOとか関係ないからわかりやすくしてもあまり意味無いのだけれど。
自分のためだと割り切って設定しておこう。
(6)カテゴリアーカイブの中身を変更する
テンプレートメニューに戻って、カテゴリアーカイブの中身を手順(1)で保存しておいた「RSS 2.0」の中身と入れ替える。
これで完成だ!
ここまで終わったら、早速エントリを投入してみよう。
おめでとう!サイト・パスに指定したディレクトリに見事「カテゴリ名.xml」とかいうファイル名のフィードが出力されているはずだ。
もしすでにindex.htmlがあったら邪魔なので削除しておこう。スタイルシートも同様だ。そんなものは必要ない。
Apacheの設定でIndexesがoffになっていたらonにしておいたほうが良いだろう。
そうすれば、他の人がフィードを見つけやすくなる。
これでmodiphiの完成だ。
本家modiphiのわかりにくいインターフェースではなく、使い慣れたMovable Typeのインターフェースでフィードだけを吐くことができるぞ。
余計なファイルを生成しないので、再構築も早い。いい感じだ。
Fumiaki Yoshimatsu
[this is good]
いちる
[いいですね]