いよいよ2003年のプロ野球が開幕。
今年のダイエーのローテーションは斉藤(9勝)、ナイト(0勝)、杉内(2勝)、和田(0勝)、新垣(0勝)、寺原(6勝)の過去合計17勝しかしていないという頼りない布陣で行く模様。
昨年の開幕投手の田之上や、日本一になった年に活躍した永井、星野、篠原の97年入団トリオ、2000年に入団したときは今年の和田、新垣と同じくらい騒がれた山田、山村コンビなどは見る影もありません。
斉藤は素晴らしい素質を持ち、今年でプロ8年目ということで経験も備えた選手なので今年1年十分に期待できますが、他の5人は素質はあるのでしょうが経験が・・・。不安です。
打つ方では、戦線離脱の小久保に代わり松中が4番の予定。
4番は松中で問題ないとして、三塁は誰が守るのでしょうか。吉本でしょうか。あぁなんて頼りない。
この吉本くん、今年各球団で話題になっている「松坂世代」の1人です。吉本自身はまったく話題になっていませんが。
松坂が西武に入団した98年のドラフトでは、ダイエーを希望していたドラフト1位候補が3人いました。
一人は九州学院の吉本。一人は沖縄水産の新垣。一人は豊田大谷の古木。
ご存じの通り、新垣はオリックスに強行1位指名されこれを拒否。オリックスのスカウトが自殺するという波乱に野球を辞めることを一度は考えながらも大学野球で活躍し、今年のドラフトで念願のダイエーに入団しました。
ちなみにオリックスはこの事件後も、巨人入りを熱望していた敦賀気比の内海を強行指名し拒否されるという反省のない行為を繰り返しています。
今後も繰り返すのでしょう。そしたらまた誰か自殺するのでしょうか。
イチローがいた頃のオリックスは人気球団だったはずですが、イチロー退団後は一気に不人気球団筆頭になってしまいました。
それはさておき、続いての古木は、相思相愛だった松坂を西武にさらわれた横浜が強行1位指名。指名直後に権藤監督が古木の元に駆けつけたことに感動した古木が拒否の姿勢から一転入団。
そして今年は4番候補といわれるまでに成長し「松坂世代」ブームも相まって強力に売り出し中。
ちなみに、ワタシの大学時代の友達は教育実習で豊田大谷に配され、古木に国語を教えたり一緒に写真を撮ったりしたそうです。うらやましー。
新垣、古木を逃したダイエーが1位指名したのが吉本。他の2人の話題性に比べ、悲しいくらいに忘れられた存在になっています。
同じく「松坂世代」の杉内(甲子園でノーヒットノーラン達成)は、高校卒業後に大学ではなく社会人に進んだため新垣たちより1年早くプロ入りしていますが、一応「松坂世代」と言われ取り上げられています。
しかし、吉本の方は。
このまま埋もれていってしまうには惜しい存在です。守備がザルなのを克服して早く一軍定着してください。
こんな感じで悲観してばかりのようですが、今年こそ優勝と期待しています。
斉藤は言うまでもなく、ナイトもそこそこ活躍できそうです。2人とも12勝以上を期待。
去年ふがいない成績に終わった杉内も、去年を経験して今年は成長しています。やはり10勝を期待。
寺原はこぢんまりとまとまってきてしまいましたが、ぼちぼち勝てそうです。7勝を期待。
和田、新垣のふたりで10勝を期待。
後は、水田、松、山田、田之上、永井、星野あたりの先発でまとめて15勝を期待。
篠原、渡辺、吉田、飯島、スクルメタあたりの中継ぎ・抑えで10勝を期待。
ほら、合計76勝です。優勝です。
小久保がいない穴は全員で埋めて頑張りましょう。
ライバルの分析をしてみます。
昨年の覇者西武。松坂が今年は良さそうですが、代わりに張がダメそう。カブレラもダメそう。でもやっぱり強敵。自由が丘で偶然会った大友がんばれ。
近鉄。例年以上に投手陣がダメ。パウエルと岩隈しかない。特に応援したくなる選手もいない。
ロッテ。波留やら垣内やらローズやらの補強でものすごく怖かったのですがローズが退団で一安心。黒木もダメそうで。アンダースローの渡辺俊介は大好きです。
日本ハム。ヒルマン監督効果にびびってます。正捕手が微妙という以外は特にマイナス要素が見つからないので怖い。去年の新人王の正田がんばれ。
オリックス。メジャー帰りの2投手の入団も、もともと投手陣は良いチームだったので気にならず。打つ方が相変わらずダメ。山口の160kmに期待。
ということで、やはり対抗は西武。大穴日ハム。
この大胆予想は当たるでしょうか。
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