全仏オープン 女子決勝

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現在の女子テニス界と言えばパワーテニスが全盛。
ヴィーナス・ウィリアムズ、セレナ・ウィリアムズの姉妹を始め、キム・クライシュテルス、リンゼイ・ダベンポート、アメリー・モレスモ、ジェニファー・カプリアティとトップ10はほぼパワーテニスプレイヤーが占めています。
ここ最近のグランドスラムはウィリアムズ姉妹の妹セレナが独占。圧倒的な強さを誇っています。
1年半前の全豪オープンの時はまだここまで圧倒的な状況ではありませんでしたが、この全豪オープン後からはセレナの独壇場になってしまいました。
まるでシューマッハ&フェラーリの独壇場となっているF1と同じような状況です。

そんな状況の中、ワタシのイチオシはジャスティン・ヘニン。今は結婚して名前が変わってジャスティン・ヘニン・アルデンヌとなっています。ちなみに21歳。
彼女はテクニックで勝っていく選手。とくにバックハンドショットは独特のフォームで強烈です。そんなバックハンドに魅せられて一気にファンになりました。
バックハンドに魅せられたと言えば、ストゥデニコヴァという選手も好きでした。どうでもいいですが。

さて、全仏オープン女子準々決勝でグランドスラム33連勝中で当然世界ランキング1位のセレナと、最近力をつけてきて世界ランキング4位まであがってきたヘニンとの戦いがありました。
全仏オープン直前の大会でもこの組み合わせがあり、その時はヘニンが勝利を収めております。直前の大会に限らずグランドスラム以外の大会では結構勝っているのですが、グランドスラムでのセレナはやはり別格なのです。
しかし、隣国ベルギーから多数駆けつけた応援団に後押しされたのか、ヘニンが見事勝利!セレナの連勝を止め、2001年の全英オープン以来2度目のグランドスラム決勝進出を果たしました。
決勝の相手は世界ランキング2位のクライシュテルス。ヘニンと同じくベルギー出身で年齢はヘニンより1つ下。
この2人は2000年頃に急成長し、脚光を浴び始めました。2001年にはクライシュテルスがローランギャロスで、ヘニンがウィンブルドン決勝進出し話題となります。
そんなライバル同士の決勝対決です。

接戦が予想されましたが、ヘニンが素晴らしすぎたのと、クライシュテルスが緊張して動きが固かったのとで、思わぬ早い結末。
6-0、6-4でヘニンがグランドスラム初優勝を果たしました。

やりました。嬉しいです。
自分の応援する選手が優勝したのは、1990年の全米オープンのガブリエラ・サバチーニ以来です。
ここ最近の女子テニスはつまらなかっただけに感動もひとしおです。
今後もこの2人やエレナ・ドキッチといった若い選手に頑張って盛り上げていってもらいたいものです。
本気で感動です。