今シーズン最終戦となる日本GP。
既にチャンピオンシップレースは2人に絞られました。
92ポイントのミハエル・シューマッハ。83ポイントのキミ・ライコネン。2人のポイント差は9ポイント。ミハエルの6勝に比べ、ライコネンは1勝しかしていないため、たとえポイントで並んでもミハエルがチャンピオンということになります。
ということで、ミハエルが1ポイントでも獲得してしまえば、ライコネンが優勝してもミハエルの勝ちという状況、圧倒的にミハエルが優位です。
さて、今シーズンはB・A・Rのテストドライバーを務めていた佐藤琢磨ですが、急遽日本GPへの参戦が決まりました。来シーズンのシートを失ったビルヌーブが機嫌を損ねて日本GPに出たくない~と言い始めたのがきっかけです。
昨シーズンも非力なジョーダンでポイントを獲得した佐藤琢磨の走りにも注目が集まります。
その他にもコンストラクターズタイトルの行方、さらにはコンストラクターズ5位争いなどにも注目。
そんな見所たくさんの日本GPですが、予選は見忘れ。
見忘れというより、昼間やっていることを知らずに見逃していました。
予選では大変なことが起こっていた模様。チャンピオンシップを争うライコネンとミハエルがともに下位に沈み(8位と14位)、その代わり台頭したのがトヨタの2台。鈴鹿スペシャルエンジン投入が効いたのでしょう、ダマッタが3位、パニスが4位とセカンドロウを独占です。
決勝の中継はちゃんと事前に時間を調べてテレビの前にスタンバイ。
レース開始前の永井君と山田優のしゃべりが楽しみです。
彼らの成長や、いかに!?
と思っていたら、しゃべりもそこそこにレースが開始してしまいました。がーん。
脇坂がゲスト解説でした。彼の解説は結構好きです。
さて決勝。スタートからしばらくして佐藤とミハエルのバトルが勃発。
結果、ミハエルが佐藤に突っ込みフロントウィングを壊してピットイン。最後尾に落ちます。
一方、スタートから圧倒的な速さで逃げていたモントーヤがエンジンブロウでリタイア。続いてアロンソもリタイア。
ライコネンの前を走っているドライバーが次々とリタイアするなか、ミハエルは未だにポイント圏外。これは…!と思わせます。
特にバリチェロ、アロンソがピットインしてライコネンが一時トップを走っていた最中など、このまま進めば大逆転だ!と興奮しました。
しかしそんなライコネンファンの希望を打ち砕いたのが、今シーズンほとんど目立てなかったバリチェロでした。
バリチェロはモントーヤのリタイア後終始トップを快走し、その速さに追いつけないと悟ったのかライコネンは次第にペースがあがらなくなってしまいました。
そのままバリチェロが優勝。続いてライコネン、クルサード。そしてバトン、トゥルーリ、佐藤、ダマッタ、ミハエルまでがポイント獲得です。
佐藤はミハエル&ラルフを抑えきり見事6位入賞。ダマッタも同じくミハエル&ラルフを抑えきりました。
またバトン&佐藤がダブルで入賞し、B・A・Rがコンストラクターズ5位争いを制しました。
結局、大方の予想通りミハエルがチャンピオンです。ファン・マヌエル・ファンジオ超えの6回目のチャンピオン。
歴史的瞬間を目撃できました。
ということで今シーズンも無事終了。
新レギュレーション1年目の今年は思いがけない事が起こりまくり、大変楽しいシーズンでした。
フィジケラの優勝、アロンソの史上最年少優勝、ルノーの躍進、フェラーリの不調、どれも予想できなかったことです。
シーズン開始前は疑問を抱いていたレギュレーションですが、このように楽しいシーズンになったということで、ひとまず成功と言えるでしょう。
来シーズンも今年のような楽しいシーズンになることを望みます。
中継の最中のコメントで、山田優の成長は確認できました。彼女は解説か実況のどなたかにも誉められていました。
一方の永井君は微妙なまんまでした。
来シーズンは誰がやるのか。
また新たなタレントを起用して視聴者イライラさせるよりは、このまま永井&山田コンビで行った方が。
max
ミハエルは、琢磨と接触、ラルフと接触、デモリタイヤせず。やはり、ターミネータかもしれん。
最初に琢磨が、前のマシンを抜いたときはさすがにビックリでした。(予想:3周リタイヤだったので)
今回は、アグリ、モレノの時と違って、実力で入賞した感じで、凄いドライバーだなっと考え直しました。
まあ、今年は、後半になってオモシロクなってきたので、来年に期待です。