東京上野は国立科学博物館で開催中のナスカ展に行ってきました。
ナスカと言えばナスカの地上絵。
どうやって書いたのか全くわからず、地上絵は宇宙人が書いたもの!なんて眉唾モノの説がまことしやかに語られていたりします(別にそういう説は嫌いじゃなくて、むしろ大好きです)が、実際には全然そんなオカルト的なことはなくて、紀元前後のナスカには人が住み普通に生活し、その生活の中で信仰だったり祭祀だったりの為に地上絵を書いていたわけです。未だ目的ははっきりとわかっていませんが。
紀元前100年~紀元後700年くらいの間にナスカ周辺に栄えた文化をナスカ文化と言うのですが、このナスカ時代の彩色土器が地上絵の付近で多数発掘されています。
ナスカ展ではこの彩色土器が多数展示されていました。
土器はナスカ以前のパラカス文化から原ナスカ期、ナスカ前期~ナスカ後期まで。
初期は動植物が描かれたものが多く、後期になればなるほど首級(トロフィー)が多く描かれるようになっていました。
首級とは、いわば生首のこと。
→展示内容
ナスカ地上絵は地面をガリガリと削って描かれているわけではありません。
ナスカ平原は、一面、長い間太陽にさらされて黒く焼けて石で覆われています。でも土自体は白いのです。黒い石をどかし白い土を表に出せばそれで線が描けるのです。
実際に現地から持ってきたと思われる土と石が展示されていて、ナスカ平原のリアルな姿を体験できました。
そして最後は10m×3mの巨大スクリーンによるナスカ地上絵のヴァーチャルシアター。これを楽しみにナスカ展に行ったのですが、なんかしょぼさを感じてしまい感動できませんでした。
それでも、リアルな土と石とか土器とかを見てテンションはあがりまくり。
帰りに上野駅内の本屋でペルーのガイドブックとか買って帰りました。
これ行った人はみんなペルーに行きたくなってるはず!
ところで、このナスカ展は6/18までです。
ラスト2の週ということでナスカ展は激込みでした。
入場までに30分くらい待たされました。
午後五時に閉まってしまうので、今週末に行こうという人は午前中から行った方が良いと思います。
シン
こういうの大好き!いきてぇ~!