谷村有美(3)

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前回の続きです。


翌年もタニムラの勢いは止まりません。ワタシと森田君の勢いも止まりません。
「日頃のご愛顧にお応えして'93夏の『御中元』ツアー(1993.7.17~8.22)」は日比谷野外音楽堂4DAYS、大阪城野外音楽堂2DAYSの野音ツアー。これの最終日に参戦です。
今回は夏休み中と言うことで新幹線の必要もなく、安心して参加できました。
コンサート開始時には明るかった空も曲が進むにつれ暗くなり、曲の印象も変わってきます。これぞ野外の魅力。
ビデオ「FEEL MIE 1993-1994」にも映っていますが、「FEEL ME」のところで銀のテープが打ちだされています。このテープは公演終了後に1本回収して持って帰りました。今も大事に持っています。
野音と同時にニューアルバム「愛する人へ(1993.8.21)」が発売、そして「愛する人へツアー(1993.9.19~12.17)」の伊勢崎市文化会館(1993.10.17)に参戦。なおこの日はタニムラの誕生日。スタッフがタニムラに内緒でケーキを用意していて、MCのタイミングでケーキが出てきてタニムラを驚かせたりしました。
そして年末の「X'mas Parade'93 愛する人へ FINAL 2DAYS(1993.12.20~21)」にも最早当然のように参戦です。
今年は1日目を選択。去年は人気の高い2日目を選んだことで倍率が高くて1階になってしまったのでしょう、1日目なら良い席になる確率は高いはずとの理由から1日目を選んだのですがこれがビンゴ!
見事アリーナ中央の前から3列目をゲットしました。
ワタシと森田君は大興奮。興奮のあまり学校は午前中で早退して高崎線でトコトコ武道館へ。
1曲目の「この夜に」にやられ、「SECOND LOVE」は身じろぎもせず聞き入ってしまい、「朝は朝 嘘は嘘」では泣きました。「最後のKISS」ではみんなで手を振りました。タニムラありがとう!
ちなみにこの「X'mas Parade'93」の様子を収録した「FEEL MIE SPECIAL 1993 愛する人へ」の初回限定ブックレットにはワタシと森田君がバッチリ映っています。本人達じゃなきゃわからない大きさですが。
というように、この頃のタニムラは本当に勢いがありました。
10万枚限定の「White Songs」は中古CD屋さんでは5万円を超える値段で販売されていました。

1994年になるとタニムラの勢いも落ち着いてきました。
この年に発売された「しあわせの涙」や「今夜あなたにフラレたい」あたりのシングルは、新しい方向性を模索しているのかなという印象を受けました。
また、2枚目のベストアルバム「WITH II(1994.8.1)」が発売され、それに伴う「WITH II ツアー'94~'95(1994.9.18~1995.1.23)」がありましたが、当然参戦。伊勢崎市文化会館(1994.11.20)に行ったのですが、なぜかあまり印象に残っていません。
初めて「Tonight」を聴けたのがこのコンサートだったかな。
方向性を模索していたタニムラが出した答えが「幸福の場所~しあわせのありか~(1994.12.1)」。このアルバムはタニムラ作品の中では異色の作品となっています。
さて、ここまで全てのコンサートで行動を共にしてきた森田君ですが、この年の武道館「X'mas Parade '94 With II(1994.12.20~21)」は参加できそうにありません。
1994年当時のワタシたちは高校3年生。3週間後にセンター試験を控える身で東京まで行ってコンサートは無いだろうということで、この年はワタシ1人で武道館に行きました。
ちなみにワタシは11月の時点で指定校推薦という卑怯な手段で大学合格を決めていたため、センター試験など関係なし。
今年は1人なので2人よりは良い席が取れるだろうと判断し、2日目を選択。結果はアリーナの真ん中ほどの席でした。
学校を午前中で早退して高崎線で武道館へ。
去年は聴けなかった「サンタを迎えに行く夜」が聴けました。「The Christmas Song」という英語の曲を歌っていました。白のワンピースで歌う「あしたの私に会いたくて」が強烈に印象に残っています。とてもとてもかわいかった。
「30過ぎても白のワンピ着て歌ってたい」とおっしゃってました。

続く。